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不動産売却をするならどんな業者が良い?大手か地元の不動産会社か

COLUMN

不動産売却コラム

不動産売却をするならどんな業者が良い?大手か地元の不動産会社か
不動産会社の種類が多くて、売却をお願いするにもどんな業者を選べばいいのか悩む人は多いでしょう。この記事では、不動産売却を考えている人に向けて不動産売却に強い会社の特徴を紹介します。大手と地元の不動産会社の違いについても紹介するので、参考にしてください。

不動産売却に強い会社とは


不動産会社が多くて、どこに不動産売却を頼めばいいのか悩んでしまう人は多いでしょう。大きな資産を手放すわけですから、不動産購入時よりも慎重になるものです。ここでは、不動産売却に強い会社とはどのようなものなのか、5つの特徴を解説します。
 

査定価格の説明が明確

不動産売却に強い会社は、査定価格の説明が明確です。査定をお願いした時に、「なぜその金額になるのか?」明確な説明ができる不動産会社は安心です。説明の内容が、売却物件の状況や周辺の状況などから価値を見い出したものなら心配ありません。

不動産会社の中には、査定金額をとにかく高く見積もって、売れるまでに時間をかけてしまう会社もあります。査定額が高く提示されると、一見売却に強い不動産会社に思えるかもしれません。しかし、相場よりも高すぎる売却価格を設定しても、買主は現れづらいです。

よほど魅力がある物件か、駅から近くて商業施設が充実していて便利など、特筆する点がなければ売れません。結局、物件価格をどんどん下げる結果となり、想定よりも安く売られてしまうケースも少なくありません。

査定価格が根拠をもって示されているかどうかを判断するには、実際に周辺の物件情報を調べてみましょう。不動産情報サイトで周辺の同じような条件の物件を検索すれば、だいたいの売却価格の相場がわかります。
 

売却スケジュールが明確

新しい住まいを購入するために不動産売却をするならば、売却スケジュールは把握しておきたいところです。売却物件の販売スケジュールや、新たに購入する物件のローン状況など、住み替え時はさまざまなことを同時に進めるため、スケジュールの把握が難しくなります。

売却に強い不動産会社の営業マンならば、売却と購入のスケジュール管理や、その間に行われる流れなどを適切に説明してくれます。スケジュールの立て方がずさんだったり、無理に早い売却スケジュールを立てたりすると、売却が遅れて新居の購入に影響が出るかもしれません。

売却に強い不動産会社は、無理なく計画的に、万が一のトラブルにも対応できるスケジュールを立ててくれます。

口コミ・評判が良い

不動産売却に強い会社を探すには、口コミや評判から選ぶのも一つの方法です。ネットの口コミや評判には、実際に利用した人の率直な感想が書かれています。不動産会社のホームページを見ても、アピールポイントや強みなどの良い部分しか見つけられません。その点、口コミサイトでは、良い部分と悪い部分の両面が見られるので、実際に不動産売却に強いかどうかがわかります。

ただし、口コミや評判を調べる時は、複数の口コミサイトを参考にするようにしましょう。口コミサイトの中には、むやみやたらに悪口を書いているサイトもあります。反対に、業者がお願いして良い口コミばかりを集めている場合もあります。一つの口コミや評判を信じすぎずに、一つの参考として見るようにしましょう。
 

不動産売却の実績がある

不動産会社には、得手不得手があります。不動産売却を行っていると書かれていても、実際は得意分野は別のところにあるかもしれません。例えば、収益物件の売買が得意な会社、賃貸物件を取り扱うのが得意な会社というように、業者によって得意分野は異なります。

不動産売却をお願いする時は、自分が売りたい物件タイプの不動産を売り出している実績があるかどうか確認しましょう。不動産売却を行っていると書かれていても、売却実績が書かれていなければ売却に強い会社とはいえません。

信頼できる担当者がいる

不動産売却に強い会社は、担当してくれる営業マンが信頼できます。これまで数多くの不動産を売却してきた経験があるため、どのような質問にも真摯になって答えてくれるでしょう。対応が早く、トラブルが起きた時にも瞬時に対応してくれる担当者がいる不動産会社は、売却に強い不動産会社である証拠です。

ただし、会社の評判が良いからといって、担当者が必ず良い人とは限りません。確認作業が遅かったり、質問や疑問に対する答え方が雑だったり、トラブルに対応してくれなかったりする担当者もいます。そのような担当者にあたった場合は、売却をお願いするのは控えた方がよいでしょう。

不動産売却を依頼する時に気を付ける事


不動産売却に強い不動産会社の特徴について見てきました。ここからは、不動産売却を依頼する時に気を付けたい事を紹介します。納得の行く状況で売却するためにも、これから紹介する4つの点には注意してください。
 

会社の規模で売却先を選ばない

不動産売却を依頼する会社を選ぶ時、大手企業から探す人は多いでしょう。大手企業は名前を知っている会社も多く、安心感があるかもしれません。しかし、大手だから納得の行く価格で売却を行ってくれるとは限りません。

規模感で安心していると、担当者が良心的でなくても我慢したり、査定額が相場と離れていたりといった事態が起こる場合もあります。規模だけで売却先を選ばずに、必ず事前に会社情報を調べ、納得できる担当者のもとで売却するようにしましょう。

 

契約形態を強要してくる業者は避ける

不動産売却を行う場合、仲介売却を選ぶ人が多いかと思います。仲介売却をする際、不動産会社と「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」のいずれかの方法で契約を結びます。「一般媒介契約」で契約をした場合は、複数の不動産会社との仲介契約が可能です。しかし、「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」を選ぶと、一定期間は一つの不動産会社としか仲介契約を結べません。

それぞれ契約方法によってメリット・デメリットがあるため、どの契約方法が必ず良いというものはありません。基本的には、不動産会社が契約方法を説明した上で売主が決めます。

しかし、中にはよその不動産会社への依頼を防ぐために、「専属専任媒介契約」か「専任媒介契約」のどちらかを強要する業者もいます。このような業者は、自身の会社の利益を優先的に考えて動くでしょう。思わぬ形で売却が成立してしまうなど、売主が損をする可能性があります。売主の意向を無視して、契約形態を強要してくる業者は避けましょう。
 

悪質な囲い込み業者は避ける

囲い込みとは、専任媒介契約を受けた不動産会社が、故意に情報を隠して物件を独占することです。専任媒介契約では、決められた期間内は契約を行った不動産会社でしか売却できません。

しかし、その期間を過ぎたら、不動産会社は物件情報を不動産会社同士で共有できるように、指定流通機構(レインズ)に登録することが義務付けられています。レインズに登録することで、不動産会社が物件情報を共有できるため、買主を早く見つけられます。

悪質な囲い込みを考える業者は、レインズを通じて「物件を購入したい人がいます」と連絡がきても、「その物件はもう買い手が決まりそうです」と嘘をついて、物件を他社に渡しません。なぜなら、自社で取引を行えば、買主と売主の双方から仲介手数料がもらえるからです。

このような業者にあたってしまうと、売却期間が長引いてしまいます。ただし、囲い込みを行う業者のやっかいなところは、実際に契約して確かめなければわからない点です。囲い込みが不安な方は、専任媒介契約は行わずに、複数の不動産会社と契約できる一般媒介契約で契約するのが安心です。
 

売却にかかる費用を確認する

不動産売却を依頼する時は、売却にかかる費用を確認しておきましょう。一般的にリサイクルショップなどで物を売る場合は、売った分のお金がそのまま収入として手元に入ってきます。しかし、不動産売却の場合は、売却の手続きのためにかかる費用があります。

売却して購入者に物件の所有権を移す際の手続きなどの費用から、不動産会社に報酬として渡す仲介手数料までさまざまな費用がかかります。特に一番気を付けたいのが、仲介手数料です。

仲介手数料は売却額や不動産会社によって、かかる費用が異なります。ただし、上限額は定められています。

・売却額400万円以上:物件価格×3%+2万円+消費税
・売却額200万円超~400万円以下:物件価格×4&+2万円+消費税
・売却額200万円以下」物件価格×5%+消費税


仲介手数料は、売却額に応じて上記のパーセンテージが上限額となります。仲介手数料が定められているのは上限額のみです。

大手と地元の不動産会社はどちらが良い?


不動産売却に強い不動産会社の特徴について解説しました。それぞれの特徴を踏まえた上で、売却を依頼するならば大手と地元の不動産会社のどちらが良いのでしょうか?

売却先の不動産会社を検索すると、大手不動産会社が目に付きやすいため、大手の方がいいように感じられます。ただし、必ずしも大手の不動産会社が良いとも限りません。

ここでは、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
 

大手のメリット

大手の不動産会社最大のメリットは、顧客数の多さと広告宣伝力です。大手の不動産会社はチラシやインターネットの掲載、テレビCMとあらゆるところで宣伝しています。そのため、名前を知っている人が多く、「この会社から物件を購入したい!」と考える顧客がたくさんいます。顧客数が多いと、買主となる人の候補者が多いため売却のチャンスを得やすいです。

また、大手は従業員への教育がマニュアル化されています。接客対応から物件に関する知識などのマニュアルが徹底されており、研修を受けた担当者がついてくれます。担当者ごとのレベルの違いから、ミスマッチが起きる心配が少ないでしょう。
 

大手のデメリット

大手の不動産会社のデメリットは、対応が事務的になりやすい点です。大手は地元の不動産会社と比べると顧客数が多いため、一人ひとりにかける時間がどうしても短くなってしまいます。人によっては、「塩対応すぎる」、「ドライで親身になってくれている感じがしない」と感じるかもしれません。

また、抱えている案件数が多いため、タイミングによっては対応が追いつかないことが多く、手続きなどで待つ時間が長く感じられるでしょう。気軽に相談できず、「ちゃんと対応してもらえているのか不安」といった声もあります。温かみが感じられる接客を期待する人には、大手の不動産会社は向いていないかもしれません。
 

地元のメリット

地元の不動産会社のメリットは、なんといっても地域に根付いた営業に注力している点です。地域に関することをよく理解しているため、地域密着型での販売力があります。エリアは限られてしまいますが、周辺の学校情報や公共施設、駅までの道のりやお買物情報など、住む上で知りたい情報力に優れています。

また、地域との交流が深いため中小企業などのつながりも多く、大手のように大々的な広告宣伝は行わないものの独自のネットワークを使った売却を得意とします。

抱えている案件数が大手と比べると少ないため、一人ひとりにかける時間も長く安心です。親身に相談に乗ってもらいやすいため、初めての売却で不安を感じている人に最適です。担当者と相談しながら進めていきたい人や、何かあった時にすぐに相談したい人は地元の不動産会社が向いているでしょう。
 

地元のデメリット

地元の不動産会社のデメリットは、大手と比べると売却チャンスが少ない点です。テレビCMなどで大々的な広告宣伝を行わないため、どうしても知ってもらえる機会が少なくなります。

また、地域の不動産会社は得意分野が偏っている傾向にあります。大手と異なり、不得意な分野を任せてしまうと、売却までに時間がかかってしまうでしょう。

例えば、一戸建ての取り扱いに優れている不動産会社にマンション売却を依頼してしまうと、求めている条件で売却ができない可能性があります。その反対もあり、地元の不動産会社を選ぶ場合は、得意分野を調べる必要があります。ミスマッチにならないように、事前のリサーチが大切です。

まとめ

不動産売却に強い業者の特徴と、大手と地元の不動産会社のメリット・デメリットについてご紹介しました。不動産売却を行う場合は、売却力に優れている不動産会社かどうかを調べるのが先決です。その上で、自身の物件を得意としている不動産会社に依頼するのがよいでしょう。

大手か地元の不動産会社で悩んだ場合は、一度査定をお願いし、担当者の対応で決めるのも一つの手です。大きな資産を売却するからこそ、信頼できる担当者がいる不動産会社に決めましょう。
 
※こちらの記事は[2023-04-06]時点の記事になり、今後法改正などにより変更になる可能性がございます。

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